令和元年度 I-1-1

科目: 基礎科目 / 分野: 設計・計画 / 年度: 令和元年度

I-1-1 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

最適化問題(線形計画問題の定義、2変数の図解法、凸計画問題の局所的最適解と大域的最適解、整数計画問題とヒューリスティック解法)に関する記述の正誤を判定する問題。

解説

この問題で問われていること

最適化問題に関する4つの記述(ア)〜(エ)の正誤の組合せを選ぶ問題。

解き方

① 線形計画=目的関数も制約条件も両方とも線形。凸計画は局所的最適解=大域的最適解。整数計画は難しく、大規模なら遺伝的アルゴリズムなどで近似解
② ア「制約条件が線形かは問わない」が誤 → ③④⑤。イ(2変数なら図解法)・ウ・エは正
③ 誤・正・正・正(⑤)

正解が正しい理由

(ア)線形計画問題は、目的関数だけでなく制約条件も決定変数の線形式(一次式)で表される問題であり、「制約条件が線形式であるか否かは問わない」は誤り。(イ)決定変数が2つなら、2軸の平面上に実行可能領域と目的関数の等高線を描いて最適解を求める図解法が使え、正しい。(ウ)凸計画問題では、局所的最適解が必ず大域的最適解になるという性質があり、正しい。(エ)決定変数が整数値に限られる整数計画問題は、組合せの数が膨大になって厳密解を求めにくいことが多く、規模が大きい場合は遺伝的アルゴリズムなどのヒューリスティックな方法で近似解を求めることがあり、正しい。したがって誤・正・正・正の⑤が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

線形計画問題は目的関数と制約条件の両方が線形。凸計画問題では局所的最適解=大域的最適解。整数計画問題は難しい問題が多く、大規模なものはヒューリスティックな方法で近似解を求める。

キーワード: 線形計画問題、図解法、凸計画問題、整数計画問題、ヒューリスティック、設計・計画