
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
3次元ベクトル場V=(y+z, x²+y²+z², z+2y)の点(2,3,1)における回転(rot V)を計算する問題。ベクトル解析の回転(curl)の定義式を用いた偏微分計算が必要。
3次元直交座標系におけるベクトル場V=(y+z, x²+y²+z², z+2y)の、点(2,3,1)での回転rotVを求める問題。
① rotV の各成分を式どおりに偏微分し、最後に点の座標を代入する。答えはベクトルなので①③は外れる
② i: ∂(z+2y)/∂y − ∂(x²+y²+z²)/∂z = 2 − 2z = 0、j: ∂(y+z)/∂z − ∂(z+2y)/∂x = 1 − 0 = 1、k: ∂(x²+y²+z²)/∂x − ∂(y+z)/∂y = 2x − 1 = 3(x=2、z=1)
③ (0,1,3)(④)
rotVの各成分を計算すると、i成分は∂Vz/∂y-∂Vy/∂z=2-2z、j成分は∂Vx/∂z-∂Vz/∂x=1-0=1、k成分は∂Vy/∂x-∂Vx/∂y=2x-1となる。点(2,3,1)(x=2,y=3,z=1)を代入すると、i成分=2-2(1)=0、j成分=1、k成分=2(2)-1=3となり、rotV=(0,1,3)となる。したがって④が正しい。
ベクトル場の回転rotVは、定義式に従って各成分ごとに偏微分を計算し、最後に指定された点の座標を代入する。各成分の偏微分をどの変数について行うか(添字の対応関係)を混同しないよう、定義式を1つずつ丁寧に確認しながら計算することが重要である。
キーワード: 回転、rot、ベクトル解析、解析