
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
サイコロの目、工業製品の不良品発生数、災害の発生間隔、交通事故発生回数、コインの表が出る回数がそれぞれどの確率分布に従うかを問う問題。一様分布・ポアソン分布・指数分布・二項分布の使い分けの理解が必要。
確率分布に関する5つの記述のうち、不適切なものを選ぶ問題。一様分布・ポアソン分布・指数分布・正規分布・二項分布それぞれがどのような現象に対応するかの知識が問われている。
① 分布の使い分け: まれな事象の発生回数=ポアソン分布、次に起こるまでの時間=指数分布、n回の試行で成功する回数=二項分布、どの値も同じ確率=一様分布
② 交通事故の発生回数は「まれな事象の回数」なのでポアソン分布。④の正規分布が×
③ ④
一定期間内に発生するまれな事象の回数(交通事故の発生回数など)は、一般にポアソン分布に従うと近似できる。したがって「ある交差点における5年間の交通事故発生回数は、正規分布に従うと近似できる」とする④の記述は、正しくはポアソン分布に従うと近似すべきところを正規分布としており誤りであり、これが正答(不適切なもの)である。
一定期間・一定領域内に発生するまれな事象の「回数」はポアソン分布、その事象の発生「間隔(待ち時間)」は指数分布に従うと近似できる、という対応関係を押さえておく。正規分布は連続的な測定値の分布に用いられることが多く、離散的な稀事象の回数の近似には基本的にポアソン分布が適している。
キーワード: 確率分布、ポアソン分布、二項分布、設計・計画