
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
フェールセーフ、フェールソフト、フールプルーフ、フォールトトレランスといった信頼性設計の用語と、それぞれの定義説明文の組合せを問う問題。
故障時の安全確保(ア)、機能の優先順位を付けた段階的縮退運転(イ)、人為的な誤操作への耐性(ウ)、故障が存在しても機能し続ける能力(エ)という4つの説明文に対応する信頼性設計用語の組合せを選ぶ問題。
① 覚える: フェールセーフ=故障したら安全側、フェールソフト=機能を優先順位を付けて徐々に落とす、フールプルーフ=人の誤操作に耐える、フォールトトレランス=故障があっても機能し続ける
② ア=フェールセーフで①②。エは「機能し続ける能力」なのでフォールトトレランス(フォールトマスキングは故障を外に見せない個別の技術)
③ ①
(ア)故障時に安全を保つことができる性質はフェールセーフである。(イ)故障状態や故障の差し迫った状況で、影響を受ける機能を優先順位を付けて段階的に終了(縮退運転)できる性質はフェールソフトである。(ウ)人為的な誤操作や過失があってもシステムの信頼性・安全性を保持する性質はフールプルーフである。(エ)幾つかのフォールト(故障要因)が存在してもシステムが機能し続けることができる能力はフォールトトレランス(耐故障性)そのものの定義である。したがってア=フェールセーフ、イ=フェールソフト、ウ=フールプルーフ、エ=フォールトトレランスの組合せである①が正しい。
フェールセーフ(故障時に安全側に倒す)、フェールソフト(段階的に機能を縮退させる)、フールプルーフ(誤操作への耐性)、フォールトトレランス(故障があっても機能し続ける能力)は、いずれも信頼性設計の基本用語であり、それぞれが対象とする状況(故障時の安全、機能低下の許容、人為ミス、故障存在下での継続動作)を区別して覚えておく。
キーワード: フェールセーフ、フォールトトレランス、信頼性設計、設計・計画