
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
電話機1台あたりの発着呼の発生頻度が20分に10回、平均回線使用時間が90秒のときに、呼損率を0.02以下にしたい場合の最低必要回線数を、呼損率表(アーラン)から求める問題。
呼量(トラフィック)を求め、呼損率表から、必要な回線数を求める問題。
① 呼量(アーラン)=1時間の呼数×1回の使用時間(時間)。表の該当する呼損率の列で、呼量以上になる最小の回線数を選ぶ
② 20分に10回=1時間に30回、30×90秒=2,700秒 → 0.75アーラン。0.02の列: 3回線0.602<0.75、4回線1.09≧0.75
③ 4回線(④)
呼量(アーラン)=発生頻度×平均使用時間で求める。20分に10回は、1時間あたり30回で、1回の平均使用時間が90秒なので、1時間(3600秒)のうち、30×90=2700秒使用され、呼量は2700/3600=0.75アーランとなる。呼損率0.02の列を見ると、回線数3で0.602アーラン、回線数4で1.09アーランである。呼量0.75アーランを、呼損率0.02以下で扱うには、0.602では不足で、1.09以上の回線数4が最低必要となる。したがって④が正しい。
■ 呼量(アーラン)の意味
呼量は、回線がどれだけ使われているかを表す量で、1アーランは「1本の回線を1時間ずっと使い続ける量」です。この問題では1時間あたり30回、1回90秒なので、1時間(3600秒)のうち2700秒使われ、0.75アーランになります。
■ 呼損率と表の読み方
呼損率は、電話をかけようとしたときに全ての回線がふさがっていて、つながらない確率です。表の数値は「その回線数で、その呼損率以下に抑えられる最大の呼量」を表しています。
呼量[アーラン]=呼の発生頻度×平均保留時間(同じ単位に揃える)。呼損率表では、呼損率の列で、呼量以上の値が初めて現れる回線数が、必要な最小回線数となる。
キーワード: 呼損率、アーラン、呼量、回線数、トラフィック、アーランB式、情報工学部門