令和2年度 III-30

科目: 専門科目 / 分野: 情報工学部門 / 年度: 令和2年度

III-30 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

電話機1台当たりの発着呼の発生頻度が1時間に18回、平均回線使用時間が3分20秒のとき、呼損率を5%以下にするための最低必要回線数を、呼損率表(アーラン)から求める問題。

解説

この問題で問われていること

呼量(トラフィック)を求め、呼損率表から、必要な回線数を求める問題。

解き方

① 呼量(アーラン)=1時間の呼数×1回の使用時間(時間)。表の該当する呼損率の列で、呼量以上になる最小の回線数を選ぶ
② 18回×200秒=3,600秒=1時間 → 1アーラン。0.05の列: 3回線0.699<1、4回線1.52≧1
③ 4回線(④)

正解が正しい理由

呼量(アーラン)=発生頻度×平均使用時間で求める。1時間に18回で、1回の平均使用時間が3分20秒=200秒なので、1時間(3600秒)のうち、18×200=3600秒使用され、呼量は3600/3600=1アーランとなる。呼損率5%(0.05)の列を見ると、回線数3で0.699アーラン、回線数4で1.52アーランである。呼量1アーランを、呼損率5%以下で扱うには、0.699では不足で、1.52以上の回線数4が最低必要となる。したがって④が正しい。

この問題で必要な基礎

■ 呼量(アーラン)の意味
呼量は、回線がどれだけ使われているかを表す量で、1アーランは「1本の回線を1時間ずっと使い続ける量」です。この問題では1回3分20秒=200秒の通話が1時間に18回なので、1時間(3600秒)のうち18×200=3600秒、つまりずっと1本分使われている量(1アーラン)になります。

■ 呼損率と表の読み方
呼損率は、電話をかけようとしたときに全ての回線がふさがっていて、つながらない確率です。表の数値は「その回線数で、その呼損率以下に抑えられる最大の呼量」を表しています。

各選択肢について

覚えるべきポイント

呼量[アーラン]=呼の発生頻度×平均保留時間。呼損率表では、呼損率の列で、呼量以上の値が初めて現れる回線数が、必要な最小回線数となる。

キーワード: 呼損率、アーラン、呼量、回線数、トラフィック、アーランB式、情報工学部門

出題履歴

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