平成28年度 I-3-1

科目: 基礎科目 / 分野: 解析 / 年度: 平成28年度

I-3-1 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

一次関数f(x)=ax+bの区間[-1,1]における定積分(=2b)の計算式として、中点則・台形則・シンプソン則などの数値積分式のうち最も不適切なものを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

一次関数f(x)=ax+bの∫[-1,1]f(x)dxを表す計算式のうち、最も不適切なものを選ぶ問題。

解き方

① 厳密な値: ∫₋₁¹(ax+b)dx = 2b。f(−1)=−a+b、f(0)=b、f(1)=a+b を代入して2bになるか見る
② ③ (1/4)(−a+b)+b+(1/4)(a+b) = b/2+b = 3b/2 ≠ 2b。①②④⑤はどれも2b
③ ③

正解が正しい理由

厳密な値は∫[-1,1](ax+b)dx=[ax²/2+bx]=2b。各選択肢にf(−1)=−a+b、f(0)=b、f(1)=a+bを代入して確かめる。③(1/4)f(−1)+f(0)+(1/4)f(1)=(1/4)(−a+b)+b+(1/4)(a+b)=b/2+b=3b/2となり、2bと一致しない。したがって③が最も不適切である。

各選択肢について

覚えるべきポイント

1次関数の積分は、台形公式・中点則・シンプソン公式のいずれでも厳密に一致する(これらの数値積分公式は少なくとも1次以下の多項式を厳密に積分できる)。選択肢の式にf(−1)、f(0)、f(1)を具体的に代入して2bになるかを確かめる。

キーワード: 定積分、数値積分、台形公式、シンプソンの公式、解析

出題履歴

同じ問題が計2回出題されています(平成28年度、平成30年度)。