
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
設計者が製作図を作成する際の基本事項(幾何公差の指示、寸法記入、はめあい方式、投影法、表題欄・部品欄)に関する記述の正誤の組合せを選ぶ問題。
製作図の作成に関する5つの記述(ア〜オ)の正誤の組合せを選ぶ問題。
① 製作図の基本: 精度・互換性のため幾何公差は重要、寸法は現場で計算しなくて済むように書く、穴と軸ははめあい方式、投影法は第一角法と第三角法(第二角法はない)、表題欄・部品欄を記入
② ア(幾何公差は不要)は誤で①②⑤。エ(第二角法)も誤で①
③ 誤・正・正・誤・正(①)
(ア)工業製品の高度化・精密化に伴い、各部品に高い精度や互換性が求められるようになり、形状の幾何学的な公差(幾何公差)の指示はむしろ重要になっている。「不要となってきている」は誤り。(イ)寸法記入は、製作工程上に便利であるようにし、作業現場で計算しなくても寸法が求められるようにするのが原則であり、正しい。(ウ)穴と軸とが相はまり合う部品の寸法公差の指示では、「はめあい方式」がよく用いられ、正しい。(エ)図面の投影法には、第一角法と第三角法があり、第二角法は存在しない。「第二角法あるいは第三角法」は誤り。(オ)図面には表題欄、部品欄、あるいは図面明細表が記入され、正しい。したがってア=誤、イ=正、ウ=正、エ=誤、オ=正の①が正しい。
製作図では、幾何公差やはめあい方式で部品の精度・互換性を確保する。投影法は第一角法と第三角法(日本の機械製図では第三角法が原則)であり、第二角法は存在しない。図面には表題欄、部品欄などを記入する。
キーワード: 製作図、幾何公差、はめあい、投影法、第三角法、設計・計画