平成29年度 I-3-1

科目: 基礎科目 / 分野: 解析 / 年度: 平成29年度

I-3-1 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

2階導関数d²u/dx²の点x_iにおける差分表現(中心差分)として最も適切なものを、格子幅hを用いて選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

2階導関数d²u/dx²の点x_iにおける差分表現を、格子幅hと格子点の値u_{i-1}、u_i、u_{i+1}を用いて表した式を選ぶ問題。

解き方

① 差分の形: 1階=(u(i+1)−u(i))/h など、2階=(u(i+1)−2u(i)+u(i−1))/h²。2階は分母がh²、分子の中央の係数が−2
② 分母h²は④⑤。中央が−2なのは⑤
③ ⑤

正解が正しい理由

テイラー展開より、u_{i+1}=u_i+hu'+(h²/2)u''+(h³/6)u'''+…、u_{i−1}=u_i−hu'+(h²/2)u''−(h³/6)u'''+…。両式を足すと、u_{i+1}+u_{i−1}=2u_i+h²u''+O(h⁴)となるので、u''≒(u_{i+1}−2u_i+u_{i−1})/h²(2階中心差分)が得られる。したがって⑤が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

2階導関数の中心差分はu''≒(u_{i+1}−2u_i+u_{i−1})/h²。1階の中心差分は(u_{i+1}−u_{i−1})/(2h)。テイラー展開のu_{i+1}とu_{i−1}を足し合わせて1階微分の項を消すことで導出できる。

キーワード: 差分法、2階導関数、中心差分、数値解析、解析

出題履歴

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