
出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」
1階導関数df/dxの差分表現(前進差分・後退差分・中心差分・2次精度の後退差分)のうち、誤っているものを選ぶ問題。2階微分の差分近似式と1階微分の差分近似式を区別する必要がある。
格子点iにおける導関数df/dxの差分表現として与えられた5つの式のうち、誤っているものを選ぶ問題。
① 1階微分の差分は分母がΔ(または2Δ)。分母がΔ²で f(i+1)−2f(i)+f(i−1) の形は2階微分(d²f/dx²)の中心差分
② ①前進、③中心、⑤後退、②は2次精度の後退差分で、いずれも1階微分
③ ④
(f_{i+1}-2f_i+f_{i-1})/Δ²は、1階導関数df/dxではなく2階導関数d²f/dx²(中心差分)の標準的な近似式である。したがって、これをdf/dxの差分表現として挙げている④は誤りであり、これが正答である。
(f_{i+1}-2f_i+f_{i-1})/Δ²という形は2階導関数の中心差分近似の代表的な式であり、1階導関数の差分近似(前進・後退・中心差分)とは分子の形が異なる(1階は差、2階は2次の差分)点を区別して覚えておく。
キーワード: 差分近似、数値微分、有限差分法、解析