令和4年度 II-1

科目: 適性科目 / 分野: 適性科目 / 年度: 令和4年度

II-1 問題画像

出典:公益社団法人 日本技術士会「技術士第一次試験 過去問題」

技術士法第4章(技術士等の義務)について、秘密保持義務、資質向上、顧客の指示と公益確保、名称表示、技術士補の業務、登録部門と能力開発に関する(ア)〜(キ)の記述の正誤の組合せを選ぶ問題。

解説

この問題で問われていること

技術士法第4章の規定に照らして、7つの記述(ア〜キ)の正誤の組合せを選ぶ問題。

解き方

① 技術士法第4章の義務: 秘密保持は技術士でなくなった後も続く、公益確保は顧客の指示・利益より優先、名称表示は登録部門を明示、技術士補は技術士の補助に限る、資質向上は登録部門について
② ア×で①②④。イ○(登録部門の中で能力開発し領域を広げるのは可)で①④。エ○で④
③ ×○×○×××(④)

正解が正しい理由

(ア)秘密保持義務は、技術士・技術士補でなくなった後も課される。退職後は制約を受けないとする記述は誤り(×)。(イ)技術士は、名称を表示している専門技術業務領域について能力開発を行い、業務領域を拡大することができる。正しい(○)。(ウ)顧客の指示が如何なるものであっても指示通りに実施するという記述は誤り(×)。公益確保の責務があり、公共の安全等を害するおそれがある指示には従えない。(エ)技術士は、業務に関して技術士の名称を表示するときは、登録を受けた技術部門を明示し、登録を受けていない技術部門を表示してはならない。正しい(○)。(オ)法は、秘密を漏らすことを『正当の理由がなく』する場合に禁じ(第45条)、公益を害することのないよう努める責務を定めている(第45条の2)。顧客の利益を害するからといって公益確保を後回しにして守秘義務を優先するという規定はなく、この記述は誤り(×)。(カ)技術士補は、技術士を補助する場合を除き、技術士補の名称を表示して業務を行ってはならず、技術士に代わって主体的に業務を行うことはできない。誤り(×)。(キ)技術士は、登録部門に関する知識及び技能の水準の向上に努める資質向上の責務を負い、登録部門以外を重点的に向上させるという記述は誤り(×)。したがってア×、イ○、ウ×、エ○、オ×、カ×、キ×の④が正しい。

各選択肢について

覚えるべきポイント

技術士等には、信用失墜行為の禁止・秘密保持義務(退職後も継続)・公益確保の責務・名称表示の場合の登録部門明示・資質向上の責務などが課される。公益確保は顧客の指示や守秘義務に優先し、技術士補は技術士を補助する場合に限って業務を行う。

キーワード: 技術士法、技術士等の義務、秘密保持義務、公益確保、名称表示、資質向上、適性科目

出題履歴

類題(同じ論点の別問題)